雑踏にいるかもしれない縁者について思う

 

 

祖父の弟が亡くなり、お通夜に参列した。

祖父とは一回り以上の齢の差があったけれど、晩年の雰囲気はとても似ていた。

 

隣町にいながら滅多に会うことはなかったけれど、恰幅の良いじいちゃんだった。

 

通夜の受付には孫娘さんが立っていた。

 

おそらくこれまで孫娘さんとは面識はなかったと思う。

普段は割と離れた他県に父母と住んでいるとのことだった。

 

この人と自分の曾祖父が同じなのかと思うと、なんだか不思議な気持ちがした。

 

普段はほとんど他人のようなものだし、通夜という故人を中心とした参列者の相関図がはっきりとしている場でなければ、すれ違っても気づくことはないだろう。

 

そういう人が雑踏の中に実はいたりするのかもしれない。