BiSH解散から2年 大阪城ホールへ3度目の正直

コロナ禍で失われた機会と、新たに生まれた曲。力を蓄えて本格的な再始動の年となる2021年。BiSHが再び躍動する中、個人的には暗黒の年。ライブに行けるって幸せなことなんだな。現場から遠ざかる日々、BiSHの歌を聴いて日常にしがみついていた。

 

各地のフェスやイベントは、開催中止になったり、規模縮小や新しいガイドラインのもとどうにか開催に踏み切ったりを繰り返していた。

BiSHもまた中止と払い戻しを挟みながら、徐々にライブ現場を再開していた。

そして、7月には大箱の大阪城ホール公演が開催された。城ホでは2019年7月にもライブをしており、大阪出身メンバーのアイナ・ジ・エンドの凱旋公演ということもあってそのときも興味は引かれていた。

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ただ、まだ二の足を踏む自分がいて、地方のフェスに出ているのを遠巻きに眺めていたくらいの頃だった。

その後本格的にハマったので、2年越しに城ホに行こうと楽しみにしていたのだが、訳あって断念することとなった。推しは推せるときに推せ、という言葉が身に沁みた。

精神的にかなり参った時期だ。思い出してもつらい。それでも、表向きはなんとか通常どおりに過ごそうと努めていたし、そんなときにはBiSHの歌を聴いた。

 

チケットは公式リセールですぐに売れていった。

BiSHの人気はそれほど高まっていたし、コロナ禍で座席は一席飛ばしだったから、大箱と言えど人数制限が相当かかっていたのだろう。

 

2021年もまたBiSHのライブに行くことは叶わず、その年の終わりにはBiSHの解散が発表された。

"2023年に解散''。少なくとも一年以上はある。

でも、率直に早すぎると思った。その一方でやっぱりなとも思った。

BiSHは一瞬。メンバーも以前から言っていたことだ。

「巡り合った僕らは奇跡なんだ」と言えるほど、凸凹の個性を持った「化け物」たち。一瞬の煌めき、刹那的な躍動こそが彼女たちの魅力でもあったから。

 

明けて2022年はメンバーにとって怒涛の日々だったろう。ライブに次ぐライブ、新曲の連続リリース。事務所の稼ぐぞという意向はわかるけれど、とにかくメンバーには元気でいてほしいと思った。

 

そして、2022年9月に3度目の大阪城ホール公演が開催された。

3年越しにようやく城ホに辿り着けた。

ステージからは遠かったけれど、迫力満点だったし、この日この場所に身を置けたことが私にとっては意味のあることだった。

 

 

 

 

MCでは「終わりがどうなるか、まだ想像がつかない」と言っていた。

解散がもたらすこの狂騒的な日々に、彼女たち自身がうまく追いつけていないようにも感じた。